专利摘要:
ユーザの歯の咬合表面に間隔を空けるために適合された口腔器具が開示される。口腔器具は第1のバイトパッドおよび第2のバイトパッドを相互接続する主コネクタを有する。第1のバイトパッドは第1のスペーサを含んでも良いし、第2のバイトパッドは、第2のスペーサを含んでも良い。それらは、食いしばっている間または顎に衝撃を受けるとき、ユーザの対向する歯の咬合表面の空間を維持するように構成される。複合口腔器具を製造する方法もまた、開示される。方法は、ユーザの歯のモデルの上に複合口腔器具を形成することを含む。
公开号:JP2011512177A
申请号:JP2010546152
申请日:2009-06-14
公开日:2011-04-21
发明作者:ディー. キテルソン,ジョン;ディー. クロス,ヘンリー;エル. バラノフ,ウィリアム;エル. ブラッドショー,ポール;エー. ブロードベント,ポール;シー. ベルヴェデール,ポール;シー. モルフーク,ロバート;エー. ロートゲール,マーク
申请人:バイト テック,インク.Bite Tech,Inc.;
IPC主号:A61C7-08
专利说明:

[0001] (関連出願の相互参照)
本出願は、2008年6月19日に出願され、ここでの参照によって本開示に組み込まれる米国特許仮出願番号61/132,590に対する利益および優先権を主張する。]
[0002] 本発明は、マウスピースに関し、特にユーザの歯の咬合表面に間隔をあけるための口腔デバイスに関する。]
背景技術

[0003] ストレスは正常な生理学的反応であり、そして有益であり得て、覚醒水準、集中力、および効率を維持する。しかしながら、身体は、(“闘争・逃走”反応の間のような)ストレスが過剰になると、過負荷がかかるようになることもあり、能力および健康の両方が悪い方向に影響を受けることがある。高くなったストレスレベルに反応して、歯を食いしばる。この食いしばり機構は、言ってみれば、回路を完成させ得て、視床下部-下垂体-副腎皮質(HPA)系中で複雑な連鎖反応を開始するために信号を脳に送り得る。HPA系は、ホルモンの放出を知らせるフィードバックループであり、身体の様々な部分に影響を与える。人がストレスのある状況に直面すると、視床下部は、血流にアドレノコルチコトピンを放出するために、下垂体を活性化させるコルチコトロピン(副腎皮質刺激ホルモン)放出ホルモン(CRH)を放出する。これは、副腎にエピネフリン(アドレナリン)、ノルエピネフリン(ノルアドレナリン)、およびコルチゾールの放出を誘発し、これらすべては身体のストレス反応を可能とする。エピネフリンは、血圧、反応時間、および心拍数を増加させ、血液を筋肉に送る。コルチゾールは、速効エネルギーを脳および筋肉に供給するためにグルコースを放出する。HPA系は、熱意(モチベーション)および気分(ムード)を制御する辺縁系を含む脳の領域と交信をする。HPA系はまた、記憶形成、気分、および熱意に関して重要な役割を果たす海馬状隆起と交信をする。影響を受ける他の領域は、身体温度、本能的欲望、および苦痛制御を含む。ストレスはまた、成長、代謝、および免疫に影響を及ぼすホルモン系を閉鎖する。このことは身体が、そのエネルギーをストレス源に立ち向かう、またはストレス源から逃避するために向けなくてはならないときに、有用な短時間解決法として働く。しかしながら、ストレスによる干渉は、その効用より長く残り、常習化すると有用ではなくなり有害なものとなる。]
[0004] コルチゾール、“ストレスホルモン”は、本質的には、アドレナリンに対する誘発因子(トリガ)である。コルチゾールは、身体中のほとんどすべての器官および組織に影響を与える、グルココルチコイドと呼ばれるホルモンのクラスに属している。科学者たちは、コルチゾールは何百という身体に良い影響を有するが、コルチゾールの最も重要な働きは、身体がストレスに対して適切に反応するのを助けることかも知れないと考えている。コルチゾールは、血圧および心臓血管機能を維持する助けをし、正常な機能に必須であるが、適切なバランスに保つことが必要である。過剰に高いレベルにあり、特に期間が長い場合には、全内分泌系は良くない方向に影響を受ける。高いコルチゾールレベルは、周辺視野を制限し、代謝を減らし、疲労を引き起こし、筋肉増強を減少させ、そして免疫系を抑制する。試験の結果は、数ある利点の中でも、耐久性の著しい増加と、ストレスを受けている間のコルチゾールの顕著な減少を示している。したがって、食いしばり機構の完成を回避することによって、闘争・逃走信号を中断することができる装置への要望が存在する。]
[0005] ストレスの他の形態と同様、全身運動の間、顎を食いしばろうとする自然な傾向は、一般には避けることが難しい。なぜ人々は幅広い様々な状況において歯を食いしばるのかに関する様々な理論が存在する。ある理論は、あごがずれるまたは砕けることから守るために設計された原始反射であるというものである。人々は攻撃または身体活動の間、相変わらず、本能的に歯を食いしばる。したがって、この食いしばりが、視床下部-下垂体-副腎皮質(HPA)系中で複雑な連鎖反応を開始するために信号を脳に送ることが可能な“回路”を完成することを抑制するまたは妨げることができる装置に対する要望が存在する。]
[0006] また、出産過程は、おびただしい量の母親への生理学的および心理学的ストレスを生成することもよく認識されている。出産に関わる女性が分娩運動の間に非常によく歯を食いしばることがあるように、実際の出産過程は、アスリート(競技者)と非常によく似ている。したがって、食いしばり機構の完成を避けることによって、結果としての生理的反応を中断することができる装置への要望が存在する。]
[0007] また、兵役はおびただしい量の兵士への生理学的および心理学的ストレスを生成することもよく認識されている。このストレスは、兵士たちが分娩運動の間にあるかのうように、兵士の歯の恒常的な食いしばりをもたらすかも知れない。この食いしばりは、兵士たちの生理、心理、および判断に不利益に影響を及ぼす可能性のある数多くの変化を引き起こすことがある。したがって、食いしばり機構の完成を避ける装置に対する要望が存在する。]
[0008] 有用であるために、食いしばり機構の完成を避ける装置は、快適で目に付かないものであるべきであり、装置の使用を促進するために呼吸または発声を妨げるべきではない。しかしながら、口腔中に装着されるデバイスに対する現在の多くの設計は、それらが装着されている大きな視覚的手掛かりを与える。それらはまた、しばしば、発声を妨げ、話すときに多くのユーザを呂律が回らなくなるようにする。さらに、ある設計では、口腔を介した呼吸を大きく妨げることがある。したがって、ユーザによって装着されたとき、快適かつ目に付かない装置に対する要望が存在する。]
[0009] 適切な適合および快適さのためには、ユーザの歯のモデルに基づくある口腔器具のカスタム製品が必要であるかも知れない。しかしながら、カスタム製品は、面倒であり、且つ高価であり得る。したがって、カスタム口腔器具の製造に含まれる時間および労力を減少させる口腔器具を製造する、簡単で再現可能な方法に対する要望が存在する。]
発明が解決しようとする課題

[0010] 本発明に従う装置および方法は、上述の要望および欠点の多くを解決することが可能であり、本開示を検討すれば当業者よって認識されるだろうように、追加の改善および利点を提供するであろう。]
課題を解決するための手段

[0011] ある態様では、本発明の態様に従う口腔器具は、ユーザの1本以上の歯の上に固定されるように構成される第1の本体であって、前記第1の本体は複合構造を含み、前記複合構造は内側層の上に固定された外側層を少なくとも含み、前記第1の本体はさらに第1のバイトパッドを少なくとも画定し、前記第1のバイトパッドにおける前記複合構造は固定された外側層と内側層の間に固定された第1のスペーサを少なくとも含み、前記第1のバイトパッドはユーザの小臼歯および大臼歯の少なくとも1本と接する配置にあり、前記内側層の内側表面は、前記ユーザの歯の少なくとも一部の外側形状を画定する第1の本体と、ユーザの少なくとも何本かの歯の上に固定されるように構成される第2の本体であって、前記第2の本体は複合構造を含み、前記複合構造は内側層の上に固定された外側層を少なくとも含み、前記第2の本体はさらに第2のバイトパッドを少なくとも画定し、前記第2のバイトパッドにおける前記複合構造は固定された外側層と内側層の間に固定された第2のスペーサを少なくとも含み、第2のバイトパッドは、前記ユーザによって装着されたときに小臼歯および大臼歯の少なくとも1本と接触する配置にあり、前記内側層の内側表面は前記ユーザの歯の少なくとも一部の外側形状を画定する第2の本体と、第1の装着部および第2の装着部を画定する主コネクタであって、前記第1の装着部は前記第1の本体に固定され、前記第2の装着部は前記第2の本体に固定される主コネクタ、を含み得る。]
[0012] ある態様では、本発明の態様に従う口腔器具はさらに、前記主コネクタは前記第1の本体の頬側端から延びて第1の近心屈曲を有し、前記主コネクタは前記第1の本体の頬側端から延びて第2の近心屈曲を有し、前記第1の近心屈曲と前記第2の近心屈曲の間に延びる前記主コネクタのアーチを含み、前記第1の近心屈曲および前記第2の近心屈曲は前記主コネクタの前記アーチを前記ユーザの切歯の1本に近接しておよびガムラインを前記ユーザの切歯に近接して配置するように構成され得る。]
[0013] ある態様では、本発明の態様に従う口腔器具は、前記主コネクタは前記第1の本体の近心端から延び、前記主コネクタは前記第1の本体の近心端から延び、前記第1の本体と前記第2の本体の間に延びる前記主コネクタのアーチを含み、前記主コネクタの前記アーチは前記ユーザの切歯の1本に近接して配置されるように構成されおよびガムラインが前記ユーザの切歯に近接して配置されるように構成され得る。]
[0014] ある態様では、本発明に従う口腔器具を製造する方法は、歯の上側の組および歯の下側の組のいずれか一方のモデルを備えることと、前記モデルの少なくとも一部の上に内側ブランクを形成することと、前記モデルの大臼歯および小臼歯の少なくとも1本にわたり前記内側ブランクの上側表面上に第1のスペーサおよび第2のスペーサを配置することと、前記モデルの少なくとも一部の上に外側ブランクを形成することと、前記外側ブランクを前記内側ブランクの上に固定し、少なくとも前記第1のスペーサを固定する第1のバイトパッドおよび少なくとも前記第2のスペーサを固定する第2のバイトパッドを少なくとも形成し、前記外側ブランク、前記第1のスペーサ、前記第2のスペーサ及び前記内側ブランクの少なくとも一部を一緒に複合構造として相対的に固定することと、主コネクタを前記第1のバイトパッドと前記第2のバイトパッドの間に固定すること、を含み得る。]
[0015] ある態様では、本発明に従う複合口腔器具を製造する方法はさらに、前記内側ブランクを形成するステップであって、圧力形成装置の形成チャンバ中に前記モデルを配置することと、内側ブランクを前記圧力形成装置の前記形成チャンバと高圧チャンバの間に気密に係合することと、前記形成チャンバと前記高圧チャンバの間に圧力差を生成して、前記ブランクの一部を前記モデルの上に引き込むこと、を含むステップを含み得る。]
[0016] ある態様では、本発明に従う複合口腔器具を製造する方法はさらに、前記外側ブランクを形成するステップであって、前記外側ブランクを前記圧力形成装置の前記形成チャンバと高圧チャンバの間に気密に係合することと、前記形成チャンバと前記高圧チャンバの間に圧力差を生成して、前記ブランクの一部を前記第1のスペーサおよび前記第2のスペーサならびに前記第1のブランクの上に引き込むこと、を含むステップを含み得る。]
[0017] ある態様では、本発明に従う複合口腔器具を製造する方法はさらに、前記第1のスペーサを含む第1の本体および第2のスペーサを含む第2の本体を形成するステップであって、前記第1の本体は前記主コネクタによって前記第2の本体に固定されているステップを含み得る。]
[0018] ある態様では、本発明に従う複合口腔器具を製造する方法はさらに、前記第1のスペーサを含む第1の本体および前記第2のスペーサを含む第2の本体を複合構造から形成することと、前記主コネクタの前記第1の維持部を前記第1の本体の内部に固定し、前記主コネクタの前記第2の維持部を前記第2の本体の内部に固定することによって、前記第1の本体を前記主コネクタを用いて前記第2の本体に固定すること、を含み得る。]
[0019] ある態様では、本発明に従う口腔器具を製造する方法は、歯の上側の組および歯の下側の組のいずれか一方のモデルを備えることと、前記モデルの大臼歯および小臼歯の少なくとも1本の表面の上に内側物質を備えることと、前記モデルの左側および右側の両側で大臼歯および小臼歯の少なくとも1本にわたり前記内側物質の上側表面上に第1のスペーサおよび第2のスペーサを配置することと、外側ブランクを、前記第1のスペーサ、前記第2のスペーサ、前記内側物質および前記モデルの少なくとも一部の上に形成し、前記外側ブランク、前記第1のスペーサ、前記第2のスペーサ、および前記内側物質を一緒に複合構造として相対的に固定することと、前記内側ブランクおよび前記内側物質の少なくとも一つに前記主コネクタを固定すること、を含み得る。]
[0020] ある態様ではさらに、前記外側ブランクを形成するステップであって、圧力形成装置の形成チャンバ中にモデルを配置することと、第1のブランクを前記圧力形成装置の前記形成チャンバと高圧チャンバの間に気密に係合することと、前記形成チャンバと前記高圧チャンバの間に圧力差を生成し、前記第1のスペーサおよび前記第2のスペーサならびに前記内側物質の上に前記第1のブランクの少なくとも一部を形成すること、を含むステップを含み得る。]
[0021] ある態様では、本発明に従う複合口腔器具を製造する方法はさらに、前記第1のスペーサを含む第1の本体および前記第2のスペーサを含む第2の本体を形成するステップであって、前記第1の本体は前記主コネクタによって前記第2の本体に固定されているステップを含み得る。]
[0022] 全ての図面は本発明の基本的な教示の説明の容易さのためだけに示されている。実施形態を形成するための部品の数字、位置、関係および大きさに関する図面の拡大解釈が説明されるだろうし、以下の記載を読み理解した当業者知識の範囲内であろう。さらに、特定の力、重さ、強度および類似の要求に適合するための正確な大きさおよび大きさの比率は、以下の記載を読み理解した当業者知識の範囲内であろう。]
[0023] 図面の様々な図中で用いられる同一の参照符号は、同一のまたは類似の部品を表す。さらに、“上”、“底”、“右”、“左”、“前方”、“後方”、“前部”、“後部”、“第1の”、“第2の”、“内側の”、“外側の”、“上側の”、“下側の”、“下位の”、“上位の”、“先の”、“後の”、“近位の”、“遠位の”、“顔の”、“頬の”、“口辺の”、“舌の”、“口蓋の”、“遠心の”、“近心の”、ならびに類似の位置および/または相対的用語が用いられ、これら用語は、当業者によって典型的に用いられるように、またはさもなければ当業者によって認められだろうように、図中に示されている構造を参照するために理解されるべきであろう。]
図面の簡単な説明

[0024] 本発明の態様に従うユーザの上側の歯の上に配置される口腔器具の実施形態の例の正面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上に配置される口腔器具の実施形態の例の背面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上に配置される口腔器具の実施形態の例の背面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上に配置される口腔器具の実施形態の例の背面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上に配置される口腔器具の実施形態の例の背面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上に配置された口腔器具の実施形態の例の背面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上に配置された口腔器具の実施形態の例の正面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上での使用のための口腔器具の実施形態の例の底面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上での使用のための口腔器具の主コネクタの実施形態の例の底面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上に配置された口腔器具の実施形態の別の例の底面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上での使用のための口腔器具の主コネクタの実施形態の例の底面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上での使用のための口腔器具の主コネクタの実施形態の例の背面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上に配置された口腔器具の実施形態の例の背面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上に配置された口腔器具の実施形態の例の正面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上での使用のための口腔器具の実施形態の例の底面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上での使用のための口腔器具の主コネクタの実施形態の例の底面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上に配置された口腔器具の実施形態の例の背面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上に配置された口腔器具の実施形態の例の正面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上での使用のための口腔器具の実施形態の例の底面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの下側の歯の上での使用のための口腔器具の主コネクタの実施形態の例の底面図を示している。
本発明の態様に従うユーザの上側の歯の上に配置された口腔器具の実施形態の例の側面図を示している。
図3Aの口腔器具の切断面10B−10Bを通り、複合構造を示す断面を示している。
本発明の態様に従う製造中に構成要素が組み立てられる際の複合口腔器具の構成要素の実施形態の例の分解斜視図を示している。
本発明の態様に従う個々の歯列のモデルの上に形成されるように配置された外側ブランクの実施形態の例の断面を示している。
本発明の態様に従う個々の歯列のモデルの上に形成されて配置された外側/内側ブランクの実施形態の例の断面を示している。
図4Aの口腔器具の切断面6B−6Bを通り、複合構造を示す断面を示している。
本発明の態様に従う製造中に構成要素が組み立てられる際の複合口腔器具の構成要素の実施形態の例の分解斜視図を示している。] 図3A 図4A
実施例

[0025] 本発明は複合口腔器具10およびそれらを製造する方法を提供する。図面は全般的に本発明に従う口腔機器10およびそれらを製造する方法の実施形態を示す。図面に示された複合口腔器具10の特定の実施形態の例は、本発明の様々な態様の説明および理解の容易さのために選択されている。これらの図示された実施形態は、適用の範囲を制限することは意図されておらず、代わりに本明細書および添付の請求項(クレーム)に用いられている言葉の文脈の理解を助けることが意図されている。したがって、図示された実施形態とは異なる発明のクレームされた態様を含む様々な複合口腔器具10が、添付の請求項によって包含され得る。]
[0026] 本発明の態様に従う口腔器具10の様々な実施形態は、例示を目的として、図面を通して示される。図示される口腔器具10は少なくとも、主コネクタ20によって相互接続された第1のバイトパッド(咬合パッド)12および第2のバイトパッド14を含む。第1のバイトパッド12は、第1の本体116によって画定されても、第1の本体116に固定されても、または第1の本体116と一体であって良い。同様に、第2のバイトパッド14は、第2の本体216によって画定されても、第2の本体216に固定されても、または第2の本体216と一体であって良い。第1の本体116および第2の本体216は第1のバイトパッド12および第2のバイトパッド14(まとめて“バイトパッド12、14”)を、歯の咬合表面に関して所望の位置に固定するおよび/または配置するように構成され得る。ある態様では、第1の本体116および第2の本体216は、各々、ユーザの歯を受け止めるために、溝(チャンネル)18または少なくとも溝18の一部を形成する。]
[0027] 第1のバイトバッド12は少なくとも第1のスペーサ32を含み、第2のバイトパッドは少なくとも第2のスペーサ34を含む。第1のバイトパッド12および第2のバイトパッド14はそれぞれ、第1のスペーサ32および第2のスペーサ34を含み、第1のスペーサ32および第2のスペーサ34は、食いしばりの間または顎への衝撃の際に歯の咬合表面の分離を維持するために選択された物質から形成される。バイトパッド12、14は、ユーザの歯が食いしばられるとき、1本以上の小臼歯および大臼歯の咬合表面に間隔を空けるように構成されても良いし、ユーザの歯が食いしばられるとき、顎関節において圧力を減少するまたは緩和するように全般的に構成されても良い。バイトパッド12、14はその上または代替的に、ユーザが顎、頭、に対する打撃を被る、またはさもなければ顎に伝播するもしくは顎に通じる可能性のある衝撃力を受けるとき、ユーザの歯および/もしくは顎関節を守るように全般的に構成されても良い。]
[0028] 図1〜5は、本発明の様態に従うユーザの歯の上に配置されるように構成された口腔器具10の実施形態の例の斜視図を示している。図示されているように、口腔器具10の実施形態は、ユーザの上側の歯または下側の歯の少なくとも何本かの上に受けられるように構成されても良い。第1の本体116および第2の本体216は、ガム(歯茎)の舌側または口蓋側表面に対峙して(たとえば接して)配置されるように構成される主コネクタ20によって互いに接続される。第1の本体116は、第1の本体116の所望の厚くなった領域として定義される第1のバイトパッド12を少なくとも有し、食いしばりの間または顎への衝撃の際に第1のバイトパッド12の所望の厚さを維持するために第1のスペーサ32を含む。第2の本体216は、第2の本体216の所望の厚くなった領域として定義される第2のバイトパッド14を少なくとも有し、食いしばりの間または顎への衝撃の際に第2のバイトパッド14の所望の厚さを維持するために第2のスペーサ34を含む。第1のバイトパッド12および第2のバイトパッド14は、ユーザに装着されたときに、ユーザの顎の各側の下側の大臼歯の少なくとも1本の上に配置されるように、全般的に構成されている。ユーザの上側の歯および下側の歯が並置されるとき、第1のバイトパッド12および第2のバイトパッド14は、上側の大臼歯および/または小臼歯の少なくとも何本かと、下側の大臼歯および/または小臼歯の少なくとも何本かの間に配置されても良い。ある実施形態では、第1のバイトパッド12および第2のバイトパッド14は、ユーザの顎の各側の第二小臼歯の少なくとも一部および第一大臼歯の少なくとも一部を覆っても良い。] 図1 図2 図3 図4 図5
[0029] 主コネクタ20は、第1のバイトパッド12を第2のバイトパッド14に固定する。ある実施形態では、主コネクタ20は、第1のバイトパッド12および第2のバイトパッド14がそれぞれ固定されている、またはさもなければ一体化されている第1の本体116および第2の本体216に固定されることで、第1のバイトパッド12を第2のバイトパッド14に固定しても良い。主コネクタ20は典型的には、ユーザの前歯の舌側または口蓋側の周りにアーチとして延びるように構成される。ある実施形態では、主コネクタ20は、下側の歯のために構成された口腔器具10の上のガムライン(歯肉縁)に沿ってもしくはすぐ下に延びていても良いし、または上側の歯のために構成された口腔器具10上のガムラインに沿ってもしくはすぐ上に延びていても良い。主コネクタのこの配置は、口の中のバーの知覚できる突出を減らすことができ、またユーザの発声への影響を減らすことができる。]
[0030] 主コネクタ20は、口腔器具10が下側の歯の上に固定されるように構成されているときには、リンガルバー(舌側棒)またはリンガルプレート(舌側板)の形状を取り得るし、口腔器具10が上側の歯の上に固定されるように構成されているときには、パラタルバー(口蓋側棒)またはパラタルプレート(口蓋側板)の形状を取り得る。主コネクタは、様々な金属、金属合金、様々なポリマー、様々な積層物、様々な天然素材、または本開示を検討した当業者によって認識されるだろうように他の合成素材から作られ得る。]
[0031] 装着部62は、本体116、216またはスペーサ32、34を主コネクタ20に固定するために様々なフィーチャー(特徴)を含み得る。主コネクタ20は典型的には、第1の本体116および第2の本体216ならびに/または第1のスペーサ32および第2のスペーサ34が固定され得る主コネクタ20の各側に、少なくとも装着部62を含んでいる。装着部62は典型的には、本体116、216またはスペーサ32、34を形成する物質によって覆われる主コネクタの一部である。装着部62は典型的には、ユーザの歯又はガムラインの少なくとも一つに適合する部分を含んでいる。これらの部分は典型的には、ユーザの口の中で、口腔器具10の突出を減らすように適合するために構成される。適合部は、ユーザの歯茎又は歯に適合するために平坦化された領域を含んでも良い。装着部62は、本体116、216および/もしくはスペーサ32、34を形成する1つまたは複数の物質と主コネクタ20の装着部62を形成する物質の間の結合を助けるために、テクスチャード(例えば、ざらざらした)表面または処理された表面を含んでも良い。加えて、または代替として、主コネクタ20の装着部62は、装着部62の一部を通って延びる1つ以上の装着路64を含んでも良い。装着路64は、本体116、216もしくはスペーサ32、34を形成する1つまたは複数の物質を受けても良く、それによって本体116、216もしくはスペーサ32、34を形成する物質を機械的に保持し得る、または間に装着部62が固定され得る本体116、216もしくはスペーサ32、34を形成する物質の化学的もしくは機械的結合を許容し得る。]
[0032] ある態様では、主コネクタ20は、第1の本体116および第2の本体216、ならびに/もしくは第1のスペーサ32および第2のスペーサ34の近く、隣接して、又は内部に配置された1つ以上のデンタルサポート52を含んでも良い。デンタルサポート52は、少なくとも単一の歯または歯のカスプのほとんどの周りに延びる、装着部62の一部を全般的に含んでも良い。デンタルサポート52は、主コネクタ20ならびに関連する第1の本体116および第2の本体216をユーザの口の中の所望の位置に横方向に安定化させるように、全般的に構成され得る。]
[0033] ある態様では、主コネクタ20は、第1の本体116および/もしくは第1のスペーサ32の近く、隣接して、または内部に配置された第1の歯用クラスプ(留め金)56、ならびに第2の本体215および/もしくは第2のスペーサ34の近く、隣接して、または内部に配置された第2の歯用クラスプ56を含んでも良い。歯用クラスプ56は、主コネクタ20ならびに関連する第1の本体116および第2の本体216をユーザの口の中の所望の位置に固定するように、全般的に構成され得る。典型的には、歯用クラスプ56は、歯の舌側表面から頬側表面までぐるりと延びることによって2つの歯の間にすんなりと係合するように構成される。態様によっては、歯の係合を助けるために、歯用クラスプ56の遠心端にボールが備えられても良い。]
[0034] ある実施形態では、主コネクタ20はまた、1つ以上の歯用窪み(デンタルレセス)60を画定しても良い。各歯用窪み60は、窪みの内部で歯の背面外面を受けるように構成される。ある態様では、歯用窪みは、快適さの改善のためおよび/または主コネクタ20が舌に接触することによって生じる不快を減少させるために、主コネクタ20とユーザの歯の間の移行を滑らかにするように機能しても良い。]
[0035] 第1の本体116および第2の本体216は、物質の1つ以上の層から構成されていても良い。これらの物質は、エチルビニルアセテート(EVA)、熱プラスチックポリオリフィン、様々なエチレンベースの石膏、(EVA、熱プラスチックポリオリフィン、または様々なエチレンベースのエラストマと組み合わされ得る)様々な炭化水素樹脂、(EVAと組み合わされ得る)ポロカプロアクトン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリカーボネートおよび/または様々なポリマー、積層フィルム、ならびに本開示を検討した当業者によって認識されるだろう他の物質を含み得る。ある態様では、複合材料は、ドイツのイゼルローンにあるSchue Dental Co.から商品名Durasoft(登録商標)として入手可能なポリエステルウレタンの層に取り付けられたポリカーボネートの層を含む予め積層化されたシートであっても良い。典型的には、これらの物質は、70Aから96Aの間、または55Dと90Dの間のデュロメータ(ショア硬さ)を有するものが選択される。]
[0036] 第1の本体116および第2の本体216の下側表面の少なくとも一部は、ユーザの歯の形状に適合しても良い。このことは、ユーザの口内での口腔器具10の勘合、適合および保持を強めることができる。第1の本体116および第2の本体216の上側表面の少なくとも一部はまた、ユーザの歯の形状に対応するような形状であっても良い。ある態様では、この形状は口腔器具10の適合および美観を高め得る。第1の本体116および第2の本体216は典型的には、歯を受けるために溝18を形成する。溝18は、近心−遠心軸に沿って延びており、全般的に近心−遠心軸に沿った方向に向いている。溝18の少なくとも一部は口の両側面で犬歯、大臼歯および/または小臼歯の1つ以上の上に延びていても良い。溝18は、ユーザの歯の形状に構成されても良い。溝18または溝18の一部は、ユーザの歯を受けるために、第1の本体116および第2の本体216の下側表面によって画定されても良い。溝咬合表面24は、歯の咬合表面の少なくとも一部に接触する。溝咬合表面24はユーザの歯の咬合表面の少なくとも一部に適合するように構成されても良いし、溝18の中に受け入れられた歯の全ての表面に適合するように構成されても良い。適合のために典型的には、キャビティ(空洞)が、咬合表面の少なくともカスプに対応するように、溝咬合表面24中に形成されるだろう。ある態様では、このことは食いしばりまたは歯の咬合表面上への衝撃から力を均等に分配し得るし、またとりわけ保持および勘合を改善し得る。]
[0037] 下側の歯の上に固定されるように構成される口腔器具10の中で、歯が溝18に係合しているとき、第1の本体116および第2の本体216の本体頬側端144は、ユーザの下側のガムラインの下に延びても良いし、または本体頬側端144の一部もしくは全体が、ユーザの下側のガムラインより上の点に延びるように構成されても良い。ユーザの上側の歯の上に固定されるように構成される口腔器具10の中で、歯が溝18に係合しているとき、第1の本体116および第2の本体216の本体頬側端144は、ユーザの上側のガムラインの上に延びても良いし、または本体頬側端144の一部もしくは全体が、ユーザの下側のガムラインより下の点に延びるように構成されても良い。]
[0038] 第1の本体116および第2の本体216はそれぞれ本体近心端140を形成する。口腔器具がユーザの口内に配置されるとき、本体近心端140は典型的には、犬歯の位置に、または犬歯の遠心に配置されるように構成される。このような構成は、ユーザの舌に刺激をもたらし得る切歯の舌側の被覆(カバレッジ)を除去することによって、デバイスのコンフォートを減少させることができる。]
[0039] 第1の本体116および第2の本体216はまたそれぞれ本体遠心端142を形成する。口腔器具がユーザの口内に配置されるとき、本体遠心端142は、典型的には第二大臼歯にもしくは第二大臼歯の近心に、または存在するときには第三大臼歯にもしくは第三大臼歯の近心に配置されるように構成される。]
[0040] 第1の本体116および第2の本体216の少なくとも一部は、第1のバイトパッド12および第2のバイトパッド14(まとめて“バイトパッド”12、14)を画定し得る。口腔器具10のバイトパッド12、14は、下顎が食いしばられるときに、側頭下顎骨関節における圧力を少なくとも減少させるように構成され得る。ある態様では、口腔器具10は、ユーザによる歯を食いしばろうとする試みに反応して、関節窩から下向きに下顎骨関節突起を向ける傾向にあっても良い。他の態様では、口腔器具10は、ユーザによる歯を食いしばるための試みに反応して、関節窩から下向き且つ前方に下顎骨関節突起を向ける傾向にあっても良い。]
[0041] 第1のバイトパッド12および第2のバイトパッド14はそれぞれ、第1のスペーサ32および第2のスペーサ34(まとめて“スペーサ”32、34)をただ1つ含んでいても良い。あるいは、バイトパッド12、14は、各バイトパッド12、14が1つ以上のスペーサ32、34を有する複合構造として形成されても良い。バイトパッド12、14が複合構造として形成されるときは、スペーサ32、34は本体116、216を形成する1つ以上の物質内に埋め込まれても、または包含されても良い。したがって、バイトパッド12、14は、1つ以上のスペーサ32、34の上に固定された物質の1つ以上の外側層26および内側層26を含んでいても良い。スペーサ32、34は外側層26と内側層26の間に配置されても良い。スペーサ32、34は典型的には、外側層26および内側層26の物質より大きい硬さを有する物質から形成される。スペーサ32、34は、ユーザの歯が食いしばられるとき、歯による実質的なペネトレーションおよび変形を防ぐために十分な硬さのものである。高密度ポリエチレンまたはポリプロピレンのような物質と同様、本開示の検討をした当業者によって認識されるだろう他の物質が用いられても良い。スペーサ32、34は、スペーサ32、34の前方端から後方端まで一定の厚みであっても良いし、前方端では厚めであり、薄い後方端に向かって薄くなって行っても良いし、薄めの前方端を有し厚めの後方端に向かって変化しても良いし、または本開示の検討をした当業者によって認識されるだろう他の構造を有しても良い。]
[0042] バイトパッド12、14は、反対側の歯の咬合表面の少なくとも一部と接触する外部咬合表面22と、口腔器具10が固定される側の歯の咬合表面に接触する溝咬合表面24を画定するように構成される。溝咬合表面24の少なくとも一部は、溝咬合表面24と同延(coextensive)であり、上で述べたような溝咬合表面24の特性および特徴を含んでいても良い。ユーザの口の両側面上に少なくとも1つのバイトパッド12、14が存在するとき、バイトパッド12、14は全般的に、犬歯、大臼歯および小臼歯の少なくとも1つの咬合表面に近接して配置されるように構成される。典型的には、バイトパッド12、14は、小臼歯の少なくもと1つおよび大臼歯の少なくとも1つの咬合表面の上に配置される。別の態様では、バイトパッド12、14は単に、1つ以上の大臼歯の咬合表面の上に配置されても良い。]
[0043] 様々な態様で、バイトパッド12、13のスペーサ32、34は、食いしばりの間、顎関節において圧力を減少するもしくは緩和する位置に下顎を誘導する、および/または顎への衝撃からの力の少なくとも一部を、上顎を介して頭蓋へ伝達する、の少なくとも1つをするように構成されても良い。スペーサ32、34は典型的には,ユーザの歯がスペーサ32、34に接触しながら食いしばられるとき、実質的な変形を防ぐために十分な硬さを有する物質から形成される。したがって、スペーサ32、34は典型的には、本発明の実施形態で変化し得るものの、約60Dから約90Dの間のデュロメータを有するであろう。]
[0044] 典型的には、スペーサ32、34は一般的に、バイトパッド12、14と同延であるように構成される。上から見て、スペーサ32、34は、横長の形状を有していても良く、全般的には、長方形形状、腎臓形、長円形、卵形、またはさもなければ、本開示を検討した当業者によって認識されるだろうようにその下にある歯の咬合表面の少なくとも一部に沿って延びる形状であっても良い。スペーサ32、34は近心端40、遠心端42、頬側端44、舌側端46、スペーサ溝表面48、およびスペーサ外側表面50を画定し得る。スペーサ32、34は全般的に、ユーザによって食いしばる力が働くとき、対向する歯の咬合表面に間隔をあけるように構成される。本記載では、スペーサ32、34の長さはスペーサ32、34の近心端40と遠心端42の間に及び、スペーサ32、34の幅は、スペーサの頬側端44と舌側端46の間に及び、スペーサ32、34の厚さはスペーサ32、34のスペーサ溝表面48およびスペーサ溝表面48に沿って延びる。特定の用途および特定の製品設計に依存して、スペーサ32、34の長さは典型的には、約10ミリメータから約25ミリメータである。スペーサ32、34の幅は対向する歯が接触するように、またはさもなければ対向する歯の間の支え(サポート)を提供するように選択されても良い。スペーサ32、34は、典型的には、個々の近接する歯のカスプと対向する歯のカスプの間の距離と少なくともほぼ同等の幅である。ある態様では、幅は隣接する歯の幅と同等またはそれより広くても構わないし、または歯のカスプの間隔と少なくとも同等であっても構わない。典型的には、約5ミリメータおよび約15ミリメータの間であろう。スペーサ32、34の厚さは全般的に、顎が食いしばられる、または衝撃を受けるときに、歯が離れたままになるような距離を確保する。スペーサ32、34の厚さは典型的には、0.25ミリメータと2.5ミリメータの間である。しかしながら、スペーサ32、34は、食いしばりの間、顎関節において圧力を減少するもしくは緩和する、および/または顎への衝撃による力の少なくとも一部を、上顎を介して頭蓋へ伝達するために、一定の厚さを有しても、長さ方向に沿って減少する厚さを有しても、または、さもなければ長さおよび/もしくは幅方向に沿って変化する厚さを有しても良い。ある態様では、スペーサ32、34は、近心端で0.00ミリメータに接近する厚さおよび遠心端で0.25ミリメータから2.5ミリメータの間である厚さを有する楔として構成されても良い。しかしながら、楔形スペーサ32、34の近心端40は典型的には、少なくとも0.20ミリメータの厚さを有し、遠心端では0.50ミリメータと2.00ミリメータの間の厚さを有する。]
[0045] 図6Aおよび6Bは、それぞれ、ユーザの下側の歯の上に配置された図1の口腔器具に類似の口腔器具10の背面図および正面図を示している。図示されているように、大臼歯および小臼歯の1本以上は、第1の本体116および第2の本体216の各々によって画定される溝18内に配置されている。主コネクタ20は、主コネクタ20の前面端において画定される歯用窪み60中に少なくとも犬歯および切歯の背面部を受けるために、ガムラインの上に延びている。図6Cは、主コネクタ20ならびに第1の本体116および第2の本体216内に固定されるように構成された主コネクタの装着部62を示している。加えて、第1のスペーサ32および第2のスペーサ34の相対位置は、それぞれ第1の本体116および第2の本体216内に破線で示されている。図6Dは、例示として、単一の構造として形成された主コネクタ20の底面図を示している。] 図1 図6A 図6C 図6D
[0046] 図7Aおよび図7Cは、図3の口腔器具に類似の口腔器具の主コネクタ20の別の実施形態を示している。図7Aに示されているように、主コネクタ20ならびに第1の本体116および第2の本体216および/または第1のスペーサ32および第2のスペーサ34内に固定されるように構成された主コネクタの装着部62を示している。これらの図面はまた、主コネクタ20から、主コネクタ20ならびに第1の本体116および第2の本体216および/または第1のスペーサ32および第2のスペーサ34をユーザの口の中の所望の位置に固定するために、2つの歯の間の間隙に適合するように、および間隙のまわりに延びるように構成されたアーチ中に延びる歯用クラスプ40を示している。加えて、歯用クラスプ56は、主コネクタ20および関連する第1の本体116および第2の本体216をユーザの口の中の所望の位置に固定することを助けるために、各歯用クラスプ56の端にボールを有するボールクラスプとして構成されている。] 図3 図7A 図7C
[0047] 図8Aおよび8Bはそれぞれ、ユーザの下側の歯の上に配置される図4の口腔器具に類似の口腔器具10の背面図および正面図を示している。図示されているように、1つ以上の大臼歯および小臼歯は、第1の本体116および第2の本体216の各々によって画定される溝18の内部に配置され得る。主コネクタ20はガムラインのすぐ下の歯茎の舌側表面に沿って口の前面の周りに延びる。主コネクタ20は、第1の本体116および第2の本体216の本体近心端140の唇側から近心に延び、ユーザのガムラインにおいて、またはガムラインの下に主コネクタ20のアーチ72を形成する。この配置は、快適さを改善する、またはユーザの発声に対する障害を減らすことができる。ある実施形態では、アーチ72は、第1の本体116と第2の本体216の本体舌側端146に沿った1つ以上の点で定義される横断面に実質的にコプラナーであっても良い。下側の歯の上での使用のために構成された実施形態では、アーチ72は第1の本体116と第2の本体216の本体舌側端146に沿った1つ以上の点で定義される横断面の上方に配置されても良い。上側の歯の上での使用のために構成された実施形態では、アーチ72は第1の本体116と第2の本体216の本体舌側端146に沿った1つ以上の点で定義される横断面の下方に配置されても良い。遠心の第1の歯用クラスプ56および近心の第1の歯用クラスプ56は、第1の本体116中に固定される。例示としては、遠心の第1の歯用クラスプ56は、第一および第二大臼歯の間に固定され、近心の第1の歯用クラスプ56第1および第二小臼歯の間に固定される。遠心の第2の歯用クラスプ56および近心の第2の歯用クラスプ56は、第2の本体216中に固定される。] 図4 図8A
[0048] 例示として、第1の本体116を少なくとも第一小臼歯と第二大臼歯の間に配置するために、第1の本体116の本体近心端140は第一小臼歯の近心に配置されても良いし、第1の本体116の本体遠心端142は第二大臼歯の遠心に配置されても良い。同様に例示として、第2の本体216を少なくとも第一小臼歯と第二大臼歯の間に配置するために、第2の本体216の本体近心端140は第一小臼歯の近心に配置されても良いし、第2の本体216の本体遠心端142は、第二大臼歯の遠心に配置されても良い。例示として、遠心の第2の歯用クラスプ56は、第1および第二大臼歯の間に固定され、近心の第2の歯用クラスプ56は、第一および第二小臼歯の間に固定される。例示として、第1のスペーサ32の近心端40は、第二小臼歯の近心咬合面側表面の上に配置されても良いし、第1のスペーサ32の遠心端42は、口の左側の第一大臼歯の遠心咬合面側表面あたりに配置されても良い。例示として、第2のスペーサ34の近心端40は、第二小臼歯の近心咬合面側表面の上に配置されても良いし、第2のスペーサ34の遠心端は、口の右側の第一大臼歯の遠心咬合面側表面あたりに配置されても良い。]
[0049] 図8Cは、主コネクタ並びに第1の本体116および第2の本体216内に固定されたその装着部62を有する口腔器具10の上面図である。加えて、第1のスペーサ32および第2のスペーサ34の相対位置は、それぞれ第1の本体116および第2の本体216内に破線で示されている。図8Dは、例示として、単一の構造として形成された主コネクタ20の上面図を示している。図示されているように、主コネクタ20の装着部62は、ラビアル(唇側)プレート74を含んでも良い。ラビアルプレート74は、その下にあるユーザの組織表面に対しておおよそ平行に位置している。ラビアルプレート74は、主コネクタ20をユーザの歯茎と相対的に固定するように構成される。さらにラビアルプレート74は、第1の本体116および第2の本体216を装着部62のラビアルプレート74に固定するために、1つ以上の装着路64を画定しても良い。] 図8C 図8D
[0050] 図9Aおよび9Bはそれぞれ、ユーザの下側の歯の上に配置される図5の口腔器具に類似の口腔器具10の背面図および正面図を示している。図示されているように、犬歯、大臼歯および小臼歯の少なくとも1本は、第1の本体116および第2の本体216の各々によって画定される溝18内に配置されている。] 図5 図9A
[0051] 主コネクタ20はガムラインのすぐ下の歯茎の舌側表面に沿って口の前面の周りに延びる。主コネクタ20は、第1の本体116および第2の本体216の本体舌側端146から遠方に、本体舌側端146に沿った1つ以上の点で定義される横断面に向かってまたは横断面を通って延びる。主コネクタ20はさらに、主コネクタ20のアーチ72をユーザのガムラインにまたはガムラインの下に配置するために、近心屈曲70を含む。この配置は、快適さを改善する、またはユーザの発声に対する障害を減らすことができる。ある実施形態では、アーチ72は、第1の本体116と第2の本体216の本体舌側端146に沿った1つ以上の点で定義される横断面に実質的にコプラナーに配置されても良い。下側の歯の上での使用のために構成された実施形態では、アーチ72は第1の本体116と第2の本体216の本体舌側端146に沿った1つ以上の点で定義される横断面の下方に配置されても良い。上側の歯の上での使用のために構成された実施形態では、アーチ72は第1の本体116と第2の本体216の本体舌側端146に沿った1つ以上の点で定義される横断面の上方に配置されても良い。]
[0052] 主コネクタ20の遠心の第1のデンタルサポート52、中間の第1のデンタルサポート52、および近位の第1のデンタルサポート52は、第1の本体116中に固定される。例示としては、口の左側で、遠心の第1のデンタルサポート52は第一大臼歯の主なバルジ(ふくらみ)の上に固定され、中間の第1のデンタルサポート52は第二小臼歯の主なバルジの上に固定され、近位の第1のデンタルサポート52は第一小臼歯の主なバルジの上に固定される。遠心の第2のデンタルサポート52、中間の第2のデンタルサポート52、および近位の第2のデンタルサポート52は、第2の本体216中に固定される。例示としては、口の右側で、遠心の第2のデンタルサポート52は第一大臼歯の主なバルジの上に固定され、中間の第2のデンタルサポート52は第二小臼歯の主なバルジの上に固定され、近位の第2のデンタルサポート52は第一小臼歯の主なバルジの上に固定される。1つ以上のデンタルサポート52は、主コネクタ20の装着部63のクラウンマウント(頂上装着)76型装着構造を形成することが出来て、その装着構造は主コネクタを少なくともユーザの歯の頂上に相対的に固定するように構成される。]
[0053] 例示として、第1の本体116を少なくとも第一小臼歯と第二大臼歯の間に配置するために、第1の本体116の本体近心端140は、犬歯の近心に配置されても良いし、第1の本体116の本体遠心端142は、第二大臼歯の遠心に配置されても良い。同様に例示として、第2の本体216を少なくとも犬歯と第二大臼歯の間に配置するために、第2の本体216の本体近心端140は第一小臼歯の近心に配置されても良いし、第2の本体216の本体遠心端142は、第二大臼歯の遠心に配置されても良い。例示として、第1のスペーサ32の近心端40は、第二小臼歯の近心咬合面側表面の上に配置されても良いし、第1のスペーサ32の遠心端42は、口の左側の第一大臼歯の遠心咬合面側表面の上に配置されても良い。例示として、第2のスペーサ34の近心端40は、第二小臼歯の近心咬合面側表面の上に配置されても良いし、第2のスペーサ32の遠心端は、口の右側の第一大臼歯の遠心咬合面側表面あたりに配置されても良い。図9Cは、主コネクタ20ならびに第1の本体116および第2の本体216の内部に固定された装着部62を有する口腔器具10の上面図を示している。加えて、第1のスペーサ32および第2のスペーサ34の相対位置は、それぞれ第1の本体116および第2の本体216内に破線で示されている。図9Dは、例示として、単一の構造として形成された主コネクタ20の底面図を示している。例示として、第1の本体116および第2の本体216の物質の接着を容易にするための装着部62のテクスチャード表面が示されている。] 図9C 図9D
[0054] 図10Aは、ユーザの上側の歯の上に配置される口腔器具の実施形態の例の側面図を示す。口腔器具10は、ユーザの上側の歯の上に、第二小臼歯の遠心咬合面側表面から第二大臼歯の近心咬合面側表面にわたり延びる溝18を用いて固定される。上側の歯の咬合表面の形状に適合するように構成された溝咬合表面24が示されている。図示されているように、バイトパッド12、14は、第1の本体116および第2の本体216の内部に配置されたスペーサ32、34を含む。例示として、図示されているスペーサ32、34は、薄めの前方端に向かって徐々に薄くなって行く厚めの後方端を有する。さらに、例示として、バイトパッド32、34は、組み合わされて楔形状のバイトパッド32、34を形成する2つの別々の構成要素として形成される。歯用クラスプ56は、主コネクタ20から第二小臼歯と第一大臼歯の間の溝(グローブ)の間に、舌側から頬側に延びる。歯用クラスプ56のボールは、主コネクタ20ならびに関連する第1の本体116および第2に本体を所望の位置に固定するために、第二小臼歯および第一大臼歯の頬側外面に接触する。例示として、主コネクタ20は切歯、犬歯および第一小臼歯の舌側(口蓋側)の周りに延びる。] 図10A
[0055] 図10Bは、図10Aの口腔器具の切断面10B−10Bを通る断面であって、口腔器具10のこの部分の複合構造を示す断面を示している。本体116、216の本体頬側端144から下向きに延びて、本体舌側端146のまわりに延びる溝18が示されている。溝18の内側表面は、図示されているように、ユーザの歯の少なくとも一部のプロファイル(輪郭)に対応するための形状をなす。内側形状は、図示された実施形態では、バイトパッド32、34および/または本体116、216の複合構造の内部層26を形成する内側物質36中に少なくとも部分的に形成されても良い。溝咬合表面24は、近接する歯の咬合表面に適合するための形状をなす。特に、溝咬合表面24を画定する内側物質36の一部は、大臼歯の咬合表面を受けるための形状を取る。同様に、外部咬合表面22は、近接する歯の咬合表面の少なくとも一部を受けるための形状をなす。とりわけ、この内部形状は快適さ、保持力、および衝撃/力分散の1つ以上を改善し得る。外側層28の外側表面、頬側壁、および舌側壁は、その下にある歯の形状に対応するための形状をなし、幾つかの実施形態の快適さおよび美観を改善し得る。] 図10A 図10B
[0056] 内側層26の内側物質36は、舌側壁の少なくとも一部および頬側壁の少なくとも一部に沿って、且つ内側層26の内側物質36と外側層28の外側物質38が接触する本体116、216の他の部分に沿って、外側層28の外側物質38に固定されても良い。様々な実施形態で、層26、28の物質36、38は、熱的に融解されても、化学的にリンクされても、接着して結合されても、機械的に相互接続されても、またはさもなければ、本開示を検討した当業者によって認識されるだろうように、互いに固定されても良い。溝18の下側部分の中の内側層26の内側物質36の少なくとも一部は、少なくとも部分的にスペーサ32、34のスペーサ溝表面48に対峙して(たとえば接して)配置され、実施形態によってはスペーサ32、34のスペーサ溝表面48に固定される。溝咬合表面22を画定する外側層26の少なくとも一部は、少なくとも部分的にスペーサ32、34のスペーサ外側表面50に対峙して(たとえば接して)配置され、実施形態によってはスペーサ32、34のスペーサ外側表面50に固定される。様々な態様において、層26、28の物質36、38は、熱的に融解されても、化学的にリンクされても、接着して結合されても、機械的に相互接続されても、またはさもなければ、本開示を検討した当業者によって認識されるだろうように、互いに固定されても良い。スペーサ32、34は、口腔器具10の本体116、216を形成する内側層26の内側物質と外側層38の外側物質38の間に包含される、またはさもなければ、口腔器具10の本体116、216を形成する内側層26の内側物質36および外側層38の外側物質38に、もしくはその内部に固定されても良い。例示として、主コネクタ20の装着部62の少なくとも一部は、内側層26を通って延びる歯用クラスプ56を用いて、内側層26および外側層28の間に固定される。主コネクタ20の装着部62の様々な他の構造は、主コネクタをこれらの要素に相対的に固定するために、本体116、216の1つ以上の層26、28に、それらを通り、およびそれらの間に延びても良いし、ならびにスペーサ32、34の中に、およびそれらを通り延びても良い。]
[0057] 図10Cは、製造中に構成要素を組み立て得る際の、口腔器具10の構成要素の実施形態の例の拡大斜視図を示している。図示されているように、方法は、口腔器具10を形成するために、少なくとも内側物質36、一対のスペーサ32、34、および外側ブランク128を形成し組み立てることを含む。構成要素はまた、主コネクタ20を含んでも良い。各々の口腔器具10に対して、その上に口腔器具10が形成されることになる上側または下側の歯のモデル(模型)30が与えられる。モデル30は典型的には、リキッドストーンもしくは粉末石膏をユーザの上側もしくは下側の歯の型(インプレッション)または標準化された鋳型に投入することによって形成される。様々な構成要素が、モデル30の上に、およびもしモデル30の上に外側ブランク128が形成されているならば外側ブランク128の上に配置され、そして相互接続された構成要素を構成する関連の構成要素は、複合口腔器具10を製造するために、取り除かれる余分な物質を有していても良い。] 図10C
[0058] あるステップでは、溝18の溝咬合表面24の少なくとも一部の上に内側層26を形成するだろう内側物質36は、モデル30の上に配置される。典型的には、内側物質36は、モデル30の犬歯、小臼歯、大臼歯の少なくとも1本以上の上に配置される。内側物質36は、それを加熱によって柔軟化することによって、モデル30に圧入することによって、またはさもなければ、使用される物質に依存して当業者によって認識されるだろう方法によって、一時的にモデルに固定されても良い。内側物質36は、固体または液体形状であっても良く、および様々なEVAベースの接着剤、様々な非硬化性ポリマー、様々な熱軟化性ポリマー、様々な光硬化可能ポリマーのような物質、または本開示を検討した当業者によって認識されるだろう他の物質の1つであって良い。内側物質36は、モデル30の上の所望の位置に配置される。典型的には、内側物質36は、大臼歯および小臼歯の1つ以上の咬合表面の少なくとも一部の上に配置される。ある実施形態では、内側物質36は、少なくともモデル30の第二小臼歯および第一大臼歯の咬合表面の少なくとも一部の上に配置される。内側物質36は一般的には、外側ブランク128がモデル30に適合するように作られるのと同様、モデル30の歯の上に形成可能なように選択および/または調製される。本開示を検討した当業者によって認識されるだろうように、内側物質36は口腔器具10の内側表面に対する快適さおよび耐久性要求を満足し得ることが望ましい。内側物質36は、製造中、モデルの大臼歯および/または小臼歯の1つ以上の上にスペーサ32、34の位置を安定化するために、少なくとも部分的には選択され得る。]
[0059] スペーサ32、34は内側物質36の上側表面の上、または内側物質36の上の所望の位置に配置される。ある態様では、スペーサ32、34は、内側物質36の上または内側物質の中の所望の位置に固定されても良い。スペーサ32、34のスペーサ溝表面48は内側物質36に対峙して(たとえば接して)配置されている。内側物質36は、化学的に処理され、非硬化され、過熱され、もしくは柔軟化されるので、柔軟性または粘着性物質として作られても良いまたは提供されても良いし、または本開示を検討した当業者によって認識されるように、製造中に、スペーサ32、34を内側物質36に相対的に配置することを可能とする特性または構成を有しても良い。スペーサ32、34を配置する前、その期間中、またはその後に、主コネクタ20がモデル30の上に配置されても良く、装着部62は、スペーサ32、34および内側物質36に相対的に配置され、もし口腔器具10の特定の設計によって要求されるならば、それらが協働して主コネクタ20を固定するようにしても良い。ある設計では主コネクタ20は、代替として、外側ブランク128がモデル30の上に形成された後、または形成段階からの余分な物質が取り除かれた後において、他の構成要素に固定されても良い。]
[0060] 圧力形成装置100が提供され得る。圧力形成装置100は、力を外側ブランク128の表面の上に加えて、外側ブランク128をモデル30、および口腔器具10の関連の構成要素の上にを形成するように全般的に構成される。当業者には認識されるだろうが、広い範囲の圧力形成装置がモデル30の上に外側ブランク128を形成するために用いられ得るし、本方法に適用可能であり得る。非限定的な例示をすると、圧力形成装置100は、気体圧力、流体圧力、機械的圧力を与える様々なデバイスの1つ以上であっても良いし、モデル30と口腔器具10の関連構成要素の上に外側ブランク128を形成するために、他の力を用いても良い。]
[0061] 図10Dおよび10E中に例示として図示されているように、モデル30は、そのモデルの上に外側ブランク128を形成するために気体圧力を用いる圧力形成装置100の形成チャンバ102内に配置される。外側層26を形成することが要望される外側物質38の外側ブランク128が与えられる。たとえば外側物質38がEVAであるとき、外側ブランク128は約1.0ミリメータから約6.0ミリメータの厚さを有してもよく、典型的には、約1.8ミリメータから約4.0ミリメータの間である。外側物質38が、ポリカーボネートの上側の層およびポリエステルウレタンの下側の層(下側の層は歯に対峙して(たとえば接して)配置される)が積層されたモノを含む複合物質のシートであるとき、外側ブランク128は約1.0ミリメータと6.0ミリメータの間の厚さを有しても良く、典型的な厚さの寸法は0.8mmのポリカーボネート物質および1.0mmのポリエステルウレタンである。外側ブランク128は、形成チャンバ102を高圧チャンバ104から気密に分離するために圧力形成装置100内に固定されている。外側ブランク128ならびに/または形成チャンバ102および高圧チャンバ104、それにモデル30の温度は、外側ブランク128を柔軟化するために上昇されても良い。次に高圧チャンバ104と形成チャンバ102の間に圧力勾配が形成され、外側ブランク128を変形し、外側ブランク128の少なくとも一部を、形成チャンバ102へと押し込み、且つ、スペーサ32、34、少なくともいくつかの内側物質36、及びモデル30に押し付けるように力が加えられる。他の方法では、高圧チャンバ102中の圧力を増やすことによって、または形成チャンバ102中に少なくとも部分真空を形成することによって、圧力勾配が形成されても良い。温度および圧力差は、外側ブランク128を内側物質36に、つまりそれらが接触する場所に固定するために選択されても良い。同様に、温度および圧力差は、外側ブランク128および/または内側物質36をスペーサ32、34に、つまりそれらがスペーサ32、34に接触する場所に固定するために選択されても良い。ある実施形態では、温度および圧力は、外側ブランク128、内側物質36およびスペーサ32、34の少なくとも2つの物質を融解するために構成されている。外側ブランク128が形成チャンバ中で、モデル30に押し付けるように力が加えられると、外側ブランク128の下側表面はスペーサ32、34、モデル30、および、形成および状態に依存して、ある程度、内側物質36に適合する。主コネクタ20は、モデル30を圧力形成装置100の中に配置する前、またはそれに引き続いて、口腔器具10に固定されても良い。主コネクタ20はこの過程で固定される方法では、主コネクタは外側ブランク128、スペーサ32、34、および内側物質36の1つ以上の中に、または間に固定されても良い。ある態様では、装着部62が内側物質36および外側ブランク128の物質の少なくとも1つの中に、もしくはその上に配置されている、もしくは配置されるようにする、またはさもなければ第1の本体116および第2の本体216の各々の中の所望の位置に固定されるようにする、もしくは固定されるように、主コネクタ20は、モデル30に関して所望の位置に配置されても良い。本開示を検討した当業者によって気付かれるであろうように、口腔器具10の様々な構成要素の固定、結合、接続、リンクおよび/または一体化を改善するまたは変えるために、様々な化学的処理、接着、もしくは他の成分が構成要素に一体化されても良いし、または層の間に配置されても良い。] 図10D
[0062] 過成形過程の後で、口腔器具10はモデル30から取り外され、余分な物質を刈り取られても良い。さらに、口腔器具10は、キャビティ18に反対側の表面上に対向する歯の型を形成するために関節上に装着され、加熱されても良い。あるいは、口腔器具10は、キャビティ18に反対側の表面上に対向する歯の型を形成するために加熱され、手作業で一体化されても良い。]
[0063] 図11Aは、図10A中に示されている口腔器具に類似の構造の口腔器具10の切断面10B−10Bを通る断面を示している。本体116、216の本体頬側端144から下方向に、且つ本体舌側端146の周りに延びる溝18が示されている。溝18の内側表面26は、図示されているように、ユーザの歯の少なくとも一部のプロファイルに対応するための形状をなしている。内側形状は、図示されている実施形態では、咬合パッド32、34および/または本体116、216の複合構造の内側層26を形成する内側シート物質37中に少なくとも部分的に形成される。溝咬合表面24は、近接する歯の咬合表面に適合するための形状をなしている。特に、溝咬合表面24を画定する内側シート物質37の一部は、大臼歯の咬合表面を受けるための形状が取られている。同様に、外側咬合表面22は、近接する歯の咬合表面の少なくとも一部を受けるための形状が取られている。とりわけ、この内部形状は、快適さ、保持力、および衝撃/力分散の1つ以上を改善する。外側層28の外側表面、頬側壁、および舌側壁は、横たわっている歯の形状に対応するための形状をなし、幾つかの実施形態の快適さおよび美観を改善し得る。] 図10A 図11A
[0064] 内側層26の内側シート物質37は、外側層28の外側物質28に、舌側壁の少なくとも一部および頬側壁の少なくとも一部に沿って、ならびに内側層26の内側物質36と外側層28の外側物質38が接触する本体116、216の別の一部に沿って、固定されても良い。様々な態様では、層26、28の物質37、38は、熱的に融解され、化学的にリンクされ、接着して結合され、機械的に相互接続され、またはさもなければ本開示を検討した当業者によって認識されるだろうように、互いに固定されても良い。内側物質36が存在するときは、内側物質36は、1つ以上の内側層26の少なくとも一部およびスペーサ32、34のスペーサ溝表面との間に備えられても良い。溝18の下側部分の中の内側層26の内側シート物質37の少なくとも一部は、少なくとも部分的にスペーサ32、34のスペーサ溝表面48に対峙して(たとえば接して)配置されても良いし、そして実施形態によっては、それに固定されても良い。内側物質36を用いる実施形態では、内側物質36は1つ以上の内側層26の少なくとも一部と、スペーサ32、34のスペーサ溝表面48の間に備えられても良い。溝咬合表面22を画定する外側層26の少なくとも一部は、スペーサ32、34のスペーサ外側表面50に対峙して(たとえば接して)配置され、そして実施形態によってはそれに固定される。様々な態様では、層26、28の物質36、37は、熱的に融解され、化学的にリンクされ、接着して結合され、機械的に相互接続され、またはさもなければ、本開示を検討した当業者によって認識されるだろうように、スペーサ溝表面48、50に固定されても良い。スペーサ32、34は、口腔器具10の本体116、216を形成する内側層26の内側シート物質37と外側層38の外側物質38の間に包含される、またはさもなければ、口腔器具10の本体116、216を形成する内側層26の内側シート物質37および外側層38の外側物質38に、もしくはその内部に固定されても良い。例示として、主コネクタ20の装着部62の少なくとも一部は、内側層26を通って延びる歯用クラスプ56を用いて、内側層26と外側層28の間に固定されても良い。主コネクタ20の装着部62の様々な他の構造は、本体116、216の1つ以上の層26、28内に、その内部に、およびそれらの間に、ならびにスペーサ32、34内に、およびその内部に、これらの要素に相対的に主コネクタを固定するために延びても良い。]
[0065] 図11Bは、製造中に構成要素が組み立てられ得る際の口腔器具10の構成要素の実施形態の別の例の拡大斜視図を示している。図示されているように、方法は、口腔器具10を形成するために、少なくとも外側ブランク128、一対のスペーサ32、34、および内側ブランク126を形成し組み立てることを含む。構成要素はまた、内側物質36および主コネクタ20を含んでも良い。各々の複合口腔器具10に対して、上側または下側の歯のモデル30であって、その上に口腔器具10が形成されるだろうモデル30が与えられる。モデル30は、典型的には、リキッドストーンもしくは粉末石膏をユーザの上側もしくは下側の歯の型(インプレッション)または標準化された鋳型に投入することによって形成される。様々な構成要素は、モデル30の形成された内側ブランク126、およびもしモデル30上に形成されているならば、外側ブランク128上に配置され、そして相互接続された構成要素を構成する関連の構成要素は、複合口腔器具10を製造するために取り除かれる余分な物質を有していても良い。] 図11B
[0066] あるステップでは、モデル30が、(図10Aおよび10Dに例示として全般的に図示されているように)圧力形成装置100の形成チャンバ102中に配置される。内側層26が形成されることが望まれている物質の内側ブランク126が与えられる。物質がEVAであるとき、内側ブランク126は、約1.0ミリメータから約6.0ミリメータの厚さを有しても良く、典型的には厚さは0.8ミリメータと約4.0ミリメータの間である。内側ブランク126は、形成チャンバ102を高圧チャンバ104から気密に分離するために、圧力形成装置100の中に固定される。内側ブランク126および/または形成チャンバ102および高圧チャンバ104、それにモデル30の温度は、内側ブランク126を柔軟化するために上昇されても良い。次に高圧チャンバ104と形成チャンバ102の間に圧力勾配が形成され、内側ブランク126を変形し、内側ブランク126の少なくとも一部を、形成チャンバ102に押し込み、且つモデル30に押し付けるように力が加えられる。内側ブランク126が、形成チャンバ102中で、モデル30に押し付けるように力が加えられると、内側ブランク126の下側表面、および程度は異なるものの、上側表面はモデル30の形状に適合する。] 図10A
[0067] 別のステップでは、内側物質36は、その上にスペーサ32、34が固定される内側ブランク126の部分の上に配置されても良い。内側物質36は、製造中にモデル30上の所望の位置にスペーサ32、34を固定するように機能しても良い。したがって、内側物質36は、その上にスペーサ32、34が固定される領域の少なくとも一部の上の、モデル30の犬歯、小臼歯および大臼歯の少なくとも1本以上にわたり、内側ブランク126上に配置されても良い。製造中、モデル30の1本以上の大臼歯および/または小臼歯の咬合面上の内側ブランク126の上にスペーサ32、34の位置を安定化させるために、内側物質36が少なくとも部分的に選択されても良い。]
[0068] スペーサ32、34は上側表面上の所望の位置に配置される、またはさもなければ内側ブランク126および/もしくは存在するときには内側物質36の上に配置される。ある態様では、スペーサ32、34は、内側物質36の上またはその中の所望の位置に固定されても良い。スペーサ32、34のスペーサ溝表面48は、内側ブランク126および/または存在するときには内側物質36に対峙して(たとえば接して)配置される。スペーサ32、34の配置の前、その期間中、またはその後に、主コネクタ20はモデル30上に配置されても良いし、装着部62は、スペーサ32、34および内側ブランク126および、存在するときには内側物質36に相対的に配置され、もし口腔器具10の特定の設計によって要求されるならば、それらが協働して主コネクタ20を固定するようにしても良い。ある設計では主コネクタ20は、代替として、外側ブランク128がモデル30の上に形成された後、または形成段階から余分な物質が取り除かれた後において、他の構成要素に固定されても良い。]
[0069] 成形された内側ブランク126および関連構成要素は、図10Dおよび10Eに全般的に示されているように、次に形成チャンバ102内、外側ブランク128の下側に配置される。外側物質38がたとえばEVAであるとき、外側ブランク128は約1.0ミリメータから約6.0ミリメータの厚さを有しても良く、典型的には厚さは1.8ミリメータと約4.0ミリメータの間である。外側ブランク128は形成チャンバ102を高圧チャンバ104から気密に分離するために、圧力形成装置100の中に固定される。外側ブランク128および/または形成チャンバ102および高圧チャンバ104、それにモデル30の温度は、外側ブランク128を柔軟化するために上昇されても良い。次に高圧チャンバ104と形成チャンバ102の間に圧力勾配が形成され、外側ブランク128を変形し、外側ブランク128の少なくとも一部を、形成チャンバ102へと押し込み、且つスペーサ32、34、少なくともいくつかの内側物質36、およびモデル30に押し付けるように力が加えられる。他の方法では、高圧チャンバ102中の圧力を増やすことによって、または形成チャンバ102中に少なくとも部分真空を形成することによって、圧力勾配が形成されても良い。温度および圧力差は、外側ブランク128が内側ブランク126および/または、存在するときには、それらが接触する内側物質36に固定されるように選択されても良い。同様に、温度および圧力差は、外側ブランク128および/もしくは内側ブランク126、ならびに/または存在するときには内側物質36が、それらがスペーサ32、34と接触するスペーサ32、34に固定されるように選択されても良い。ある実施形態では、温度および圧力は、外側ブランク128、内側ブランク126、およびスペーサ32、34の少なくとも2つの物質を融解するように構成される。外側ブランク128が、形成チャンバ102内で内側ブランク126に向かって力を受けると、外側ブランク128の下側表面は、スペーサ32、34、内側ブランク126、および/または、存在するときには、ある程度調製および状態に依存して、内側物質36の形状に適合する。主コネクタ20は、モデル30を圧力形成装置100の中に配置する前に、またはそれに引き続いて、口腔器具10に固定されても良い。主コネクタ20がこの段階で固定される方法では、主コネクタ20は、外側ブランク128、スペーサ32、34、内側ブランク126、および存在するときには内側物質36の1つ以上の中に、またはそれらの間に固定されても良い。ある態様では、主コネクタ20は、装着部62が内側ブランク126の内側シート物質37、外部ブランク128の外側物質38の少なくとも1つの内部もしくはその上に配置されるまたは配置されることになるように、或いはさもなければ、第1の本体116および第2の本体216の各々中の所望の位置に固定されるもしくは固定されることになるように、モデル30に対して所望の位置に固定されても良い。本開示を検討した当業者によって気付かれるであろうように、口腔器具10の様々な構成要素の固定、結合、接続、リンクおよび/または一体化を改善するもしくは変えるために、様々な化学的処理、接着、もしくは他の構成要素が構成要素に一体化されても良いし、または層の間に配置されても良い。] 図10D
[0070] 過成形過程の後で、口腔器具10はモデル30から取り外されるが、さらに余分な物質を刈り取られても良い。加えて、口腔器具10は、キャビティ18の反対側の表面上に対向する歯の型を形成するために関節上に装着され、加熱されても良い。あるいは、口腔器具10は、キャビティ18の反対側の表面上に対向する歯の型を形成するために加熱され、手作業で一体化されても良い。]
[0071] 先の議論は単に、本発明の実施形態の例を開示し、記載したに過ぎない。明細書を検討すれば、当業者はそのような議論から、ならびに添付の図面および請求項から、様々な変更、変形および変化が、以下の請求項によって定義されるような本発明の目的および範囲から逸脱せずになされ得ることを既に認識するであろう。]
权利要求:

請求項1
口腔器具であって、ユーザの1本以上の歯の上に固定されるように構成される第1の本体であって、前記第1の本体は複合構造を含み、前記複合構造は内側層の上に固定された外側層を少なくとも含み、前記第1の本体はさらに第1のバイトパッドを少なくとも画定し、前記第1のバイトパッドにおける前記複合構造は固定された外側層と内側層の間に固定された第1のスペーサを少なくとも含み、前記第1のバイトパッドはユーザの小臼歯および大臼歯の少なくとも1本と接する配置にあり、前記内側層の内側表面は、前記ユーザの歯の少なくとも一部の外側形状を画定する第1の本体と、ユーザの少なくとも何本かの歯の上に固定されるように構成される第2の本体であって、前記第2の本体は複合構造を含み、前記複合構造は内側層の上に固定された外側層を少なくとも含み、前記第2の本体はさらに第2のバイトパッドを少なくとも画定し、前記第2のバイトパッドにおける前記複合構造は固定された外側層と内側層の間に固定された第2のスペーサを少なくとも含み、第2のバイトパッドは、前記ユーザによって装着されたときに小臼歯および大臼歯の少なくとも1本と接触する配置にあり、前記内側層の内側表面は前記ユーザの歯の少なくとも一部の外側形状を画定する第2の本体と、第1の装着部および第2の装着部を画定する主コネクタであって、前記第1の装着部は前記第1の本体に固定され、前記第2の装着部は前記第2の本体に固定される主コネクタ、を含む器具。
請求項2
前記主コネクタは前記第1の本体の頬側端から延びて第1の近心屈曲を有し、前記主コネクタは前記第1の本体の頬側端から延びて第2の近心屈曲を有し、前記第1の近心屈曲と前記第2の近心屈曲の間に延びる前記主コネクタのアーチを含み、前記第1の近心屈曲および前記第2の近心屈曲は前記主コネクタの前記アーチを前記ユーザの切歯の1本に近接しておよびガムラインを前記ユーザの切歯に近接して配置するように構成される、請求項1の口腔器具。
請求項3
前記主コネクタは前記第1の本体の近心端から延び、前記主コネクタは前記第1の本体の近心端から延び、前記第1の本体と前記第2の本体の間に延びる前記主コネクタのアーチを含み、前記主コネクタの前記アーチは前記ユーザの切歯の1本に近接して配置されるように構成されおよびガムラインが前記ユーザの切歯に近接して配置されるように構成される、請求項1の口腔器具。
請求項4
口腔器具を製造する方法であって、歯の上側の組および歯の下側の組のいずれか一方のモデルを備えることと、前記モデルの少なくとも一部の上に内側ブランクを形成することと、前記モデルの大臼歯および小臼歯の少なくとも1本にわたり前記内側ブランクの上側表面上に第1のスペーサおよび第2のスペーサを配置することと、前記モデルの少なくとも一部の上に外側ブランクを形成することと、前記外側ブランクを前記内側ブランクの上に固定し、少なくとも前記第1のスペーサを固定する第1のバイトパッドおよび少なくとも前記第2のスペーサを固定する第2のバイトパッドを少なくとも形成し、前記外側ブランク、前記第1のスペーサ、前記第2のスペーサ及び前記内側ブランクの少なくとも一部を一緒に複合構造として相対的に固定することと、主コネクタを前記第1のバイトパッドと前記第2のバイトパッドの間に固定すること、を含む方法。
請求項5
さらに、前記内側ブランクを形成するステップであって、圧力形成装置の形成チャンバ中に前記モデルを配置することと、内側ブランクを前記圧力形成装置の前記形成チャンバと高圧チャンバの間に気密に係合することと、前記形成チャンバと前記高圧チャンバの間に圧力差を生成して、前記ブランクの一部を前記モデルの上に引き込むこと、を含むステップを含む、請求項4の複合口腔器具を製造する方法。
請求項6
さらに、前記外側ブランクを形成するステップであって、前記外側ブランクを前記圧力形成装置の前記形成チャンバと高圧チャンバの間に気密に係合することと、前記形成チャンバと前記高圧チャンバの間に圧力差を生成して、前記ブランクの一部を前記第1のスペーサおよび前記第2のスペーサならびに前記第1のブランクの上に引き込むこと、を含むステップを含む、請求項4の複合口腔器具を製造する方法。
請求項7
さらに、前記第1のスペーサを含む第1の本体および第2のスペーサを含む第2の本体を形成するステップであって、前記第1の本体は前記主コネクタによって前記第2の本体に固定されているステップを含む、請求項5の複合口腔器具を製造する方法。
請求項8
さらに、前記第1のスペーサを含む第1の本体および前記第2のスペーサを含む第2の本体を複合構造から形成することと、前記主コネクタの前記第1の維持部を前記第1の本体の内部に固定し、前記主コネクタの前記第2の維持部を前記第2の本体の内部に固定することによって、前記第1の本体を前記主コネクタを用いて前記第2の本体に固定すること、を含む、請求項4の複合口腔器具を製造する方法。
請求項9
口腔器具を製造する方法であって、歯の上側の組および歯の下側の組のいずれか一方のモデルを備えることと、前記モデルの大臼歯および小臼歯の少なくとも1本の表面の上に内側物質を備えることと、前記モデルの左側および右側の両側で大臼歯および小臼歯の少なくとも1本にわたり前記内側物質の上側表面上に第1のスペーサおよび第2のスペーサを配置することと、外側ブランクを、前記第1のスペーサ、前記第2のスペーサ、前記内側物質および前記モデルの少なくとも一部の上に形成し、前記外側ブランク、前記第1のスペーサ、前記第2のスペーサ、および前記内側物質を一緒に複合構造として相対的に固定することと、前記内側ブランクおよび前記内側物質の少なくとも一つに前記主コネクタを固定すること、を含む方法。
請求項10
さらに前記外側ブランクを形成するステップであって、圧力形成装置の形成チャンバ中にモデルを配置することと、第1のブランクを前記圧力形成装置の前記形成チャンバと高圧チャンバの間に気密に係合することと、前記形成チャンバと前記高圧チャンバの間に圧力差を生成し、前記第1のスペーサおよび前記第2のスペーサならびに前記内側物質の上に前記第1のブランクの少なくとも一部を形成すること、を含むステップを含む、請求項9の複合口腔器具を製造する方法
請求項11
さらに、前記第1のスペーサを含む第1の本体および前記第2のスペーサを含む第2の本体を形成するステップであって、前記第1の本体は前記主コネクタによって前記第2の本体に固定されているステップを含む、請求項9の複合口腔器具を製造する方法。
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